EDIT
>>LOCATION
骨董通り。その名の通り、昔は骨董品店が多く集まるエリアだったが、現在では海外の食文化が日本進出の先駆けにするなど、世界からも注目されているエリアだ。ランチタイムやブレイクタイムなど、仕事以外の楽しみが増えそうだ。そんな骨董通りに面する築40年弱のビルは、数年前にフルリノベーションされ、第2の人生を送り始めた。
>>SPACE
元々住居として使用されていた部屋は改装され、骨董品のようなコンクリートの躯体と、新たに増設された白い壁の織りなすコントラストが美しいオフィスへと生まれ変わった。コンクリートの梁や壁からは、長年この建物を支え続けた苦労を感じられ、それが空間の魅力へと繋がっている。新設されたオシャレな配管も、空間のアクセントとして良い空気感を生んでいる。入り口脇にある部屋は、打ち合わせには適度な大きさだ。もちろん社長室としても使えるだろう。キレイな水回りは女性にも嬉しい。高層のため、大きな窓からはダイレクトに光が差し込む。日当たりは心配いらない。ここから望む風景も最高で、反対側の窓からは東京タワーや六本木ヒルズなどが間近に望む事が出来る。夜中まで働く人にとって、このロマンチックな夜景は最高の癒しとなるだろう。この風景がもれなく付いてくるとは、なんともお得な気分にさせてくれる物件だ。
>>WORKSTYLE
個人的な空間論になるが、新旧が7:3ほどの割合で交わる空間は美しい。7割の素材が、3割の素材の魅力を最大限引き立てるからだ。そんな新旧が交わるこの部屋では、家具にこだわるとより良くなるだろうと感じた。デザイナーズ家具の中に、骨董通りにちなんでレトロな家具を混ぜたらいいかもしれない。いい家具は長年使い続けることでより魅力を発揮し、愛着を増す。この空間にその要素を加える事で、より骨董空間の黄金比率を高める事になるだろう。
EDITOR’S EYE
仕事には食も大切だ。パンケーキブームの火付け役と言われるNYのお店や、美味しいアップルパイのお店、パリで1番人気のカフェなど、周辺には有名なお店が揃う。打ち合わせの時には、このような周辺のカフェをうまく使うのもいいだろう。