神宮前SOHO｜コープオリンピア

>>LOCATION
原宿駅に降り立ち、明治神宮の目の前にそびえ立つ特徴的な建物といえばこれ以上の説明は不要かもしれない。街並みの一部になったかの様に自然とこの場所にある、元祖ヴィンテージマンションとも言えるコープオリンピア。前回の東京オリンピック前年に建設されたこの建物は、実に半世紀以上もの間存在感を発揮し続けていた。

>>SPACE
今回募集される区画はコープオリンピアでは比較的珍しい大型区画。建築当時は画期的だったホテルライクなフロントサービスや赤絨毯の廊下などが残っており、そのステータス感は現在も変わらずに感じられるだろう。もはや歴史的価値すら感じる建物に胸を高鳴らせながら室内への扉を開けると、品の良い空間と窓先に揺れる表参道の並木が「期待通りでしょ？」とばかりに歓迎してくれた。
空間はメゾネット仕様の上下二層。下層フロアには感触の良いカーペットが敷かれ並木の緑が引き立つようなクリーンな印象。上階は無垢のフローリング仕様となる広めの空間と上品な個室が2つ。隠し通路の様に設けられたウォークインクローゼットや、ガラス戸のあるお風呂など日本初の億ションと呼ばれた名残はあるが、露骨ないやらしさのない上品さも長年多くの人に愛された理由の一つだろう。

>>WORKSTYLE
「こんな働き方がしたい」「こんな会社にしたい」という思いはもちろんだが、時には「ここで働きたい」という思いを優先するのも悪いことではないはずだ。表参道の並木を眺めながら働き、通勤やランチタイムなど日常の全てがこの建物周辺で完結するという贅沢さは、毎日の生活に必ずや新しい刺激と変化をもたらしてくれるだろう。基本的には住居兼用での利用が前提となるが、それを制約として捉えるのではなく、経年による建て替え計画が進んでいる今だからこそ、1分1秒でも長くこの空間を味わう為と考えてみて欲しい。気の置けないスタッフと有限な時間を有意義に過ごし、建物の名前と共に記憶に残り続けるワーク・ライフを満喫してもらいたい。

元々が住宅として建築されている為、豪華な水廻りや内廊下など若干の効率の悪さはあるが、上下に分かれたレイアウトはオフィス兼用としても使い勝手は悪くなさそうだ。この建物で働くことの出来る最後のチャンスになるかもしれないこのタイミングだからこそ、手をあげるには早い方が良いだろう。