EDIT
>>LOCATION
日本の政治の中枢である永田町駅から、5分程ほど歩いた場所にこの建物はある。周囲には国会議事堂や国会図書館、宿舎など、オフィスとしてはなかなか特殊な環境。しかし、そんな場所にオフィスを構えるなんて、ちょっとハイグレードな気分にもなれる。
>>SPACE
3年ほど前にリノベーションされたこの空間。室内は3mはある高い天井が作るゆったりとしたワンルーム空間で、白をベースとしたシンプルな室内に、レンガタイルや木製の扉などが空間に良いアクセントを与えている。ガラス扉で囲まれたミーティングスペースは、状況に応じて可動出来るため、普段は開け放しておいても良いだろう。このスペースだけ無垢材の床が敷かれていて、開け放した時のモルタル床とのコントラストがなかなか面白い。周囲の建物や、一階の奥まった部屋という事もあり、採光はあまり期待できないが、それならば照明レールをうまく利用し、光の演出にこだわってみるというのも1つの手かもしれない。水回りもゆったりサイズで、男女別のトイレや、コンパクトなシャワーブースは、徹夜作業の多い業種にも嬉しい作りだ。入り口は前面駐車場側にある専用扉と、共有エントランス部にある2カ所。共有エントランス側には大きめの玄関スペースがあるため、例えば普段は専用玄関を中心に使い、このスペースは個室として使っても良いいのかもしれない。また、もれなく一台分の駐車スペースも付いてくるのも嬉しい特典だ。
>>WORKSTYLE
空間はほぼ完成されているので、楽しむと言ったら家具選びだろうか。デザイナーズ家具やアンティーク家具など、この空間に合わせて新調したり、例えば社員それぞれに欲しい椅子を選ばせても良いかもしれない。それぞれの個性が集まって1つの空間を作り出す光景は、どこか1つのチームのようにも見えて面白そうだ。空間はオシャレにコーディネートされているので、そこで働くシーンは想像しやすい。少しお堅いイメージを持つエリアではあるが、その分、このカジュアルな空間とのギャップが面白そうだ。
EDITOR’S EYE
近くには皇居もあるので、ランニングが好きな方や、今後始めようと考えている人にはいい仕事場だ。1周5kmと人気のコースで、仕事終わりに軽く汗を流し、オフィスでシャワーを浴びて帰れる。シャワーブースはこの為にあるようだ。