EDIT
1968年に建てられたこのビルの1階には、現在独特な雰囲気を生み出している空間がある。
2004年にIDEE R PROJECT(イデーアールプロジェクト)によってリノベーションされたこの空間は、質感のある“木”に囲まれて、静かに時間を刻む。
照明は少し抑えて、その独特な雰囲気を楽しむこともできれば、照明をあげて明るく、温かみのある空間を楽しむこともできる。
楽しむことがミッションのように、木の壁を作って、充実した水周りをカウンターで仕切っていたり、壁の裏には、軽飲食店程度ならできるほどの厨房や、シャワー、プライベートガーデンとして使える空間も用意されている。
このオフィスには、言葉では伝えきれない世界観があって、訪れる人を惹きつける愛されるべき空間である。
“オフィス”であり、どこか異国の“家”のようなぬくもりがあるこの物件には、創作意欲を奮い立たせる何かを感じた。
EDITOR’S EYE
様々なシーンに合う空間。
ポップに働く、じっくり働く、コツコツ働く、ワイワイ働くその選択は、利用者次第。
ひとつ確かに言えることは、こんなにわくわくする物件にはなかなか出会えないということだろう。