北参道オフィス|使い勝手の良い間取りのレジデンス空間
EDIT
>>LOCATION
新宿と渋谷の中間あたり、明治神宮前と代々木のさらに真ん中、北参道の駅はそんなポジションにある。その駅は1分も歩くと静かな住宅地に入り込む事ができる。他の住宅地と違うところは、アパレルやデザインのオフィスが多いためか、どことなくすれ違う人たちはおしゃれな雰囲気を持っている独特な感じがあり、街全体がどことなく静かな活気を感じるところだ。
>>SPACE
この空間は、そんな北参道の駅から数分程度歩いたところにあり、バブル期の建築を思わせる贅沢な風格とプランニングが反映されている。全面カーペット、廊下は長く、全体的にゆったりとしている。まっすぐと全ての部屋をつなげる廊下は、贅沢を感じさせるくらいの長さがあり、この区画自体にゆとりを感じさせる陰の立役者。玄関からの左右に分かれる動線は、来客用のスペースなどを確保するのにも適している。
メインのワークスペースとなりうるまとまった広さのLDと、打合せ、来客対応にちょうどいい2部屋。ゆったり、おっとりとした雰囲気の中、その機能性の高さもなかなかの物件だ。
>>HOW TO USE
入居したらもう一つ陰の立役者に気がつく事になるであろう大きな開口部が確保され、コの字型に陣取られたキッチン。ここがちょっとしたたまり場になることは間違いない。中央にカウンターを置けば、簡単な打ち合わせや、息抜きのできる場所になってくれそうな場所。食べ物、飲み物がある場所には自然と人が集まりコミュニケーションが生まれる。キッチンという隔たれた空間だからこそ、ダラダラと長居せず、働いている方にも迷惑をかけない絶妙な空間。
各空間はまとまった広さが確保されており、使い方次第で効率的にレイアウトもできるので、ストレスは感じないのではない丁度いい感。そして贅沢な空間に備えられたちょっと過剰なレベルのキッチンが、カジュアルな働き方をさらに演出してくれるだろう。
EDITOR’S EYE
この物件を以前掲載したのは2012年。それから約10年。この建物の目の前には、2020年夏に竣工した隈研吾建築都市設計事務所の設計による高級レジデンスが立っている。品のある面構えの建物と竹が風に揺れる雰囲気の良い建物によって、この物件がある路地の雰囲気もグッと上がった様に思えた。