EDIT
エレベーターでビル最上階へ。
扉が開いた途端に広がるのは都内を一望できるパノラマビュー。新宿の高層ビル群、東京タワー、建設中のスカイツリーや富士山までもが目の前の景色を彩る。別の場所から東京を俯瞰しているような感覚すら覚える。
夏には神宮外苑の花火を、秋にはいちょう並木の紅葉を、この特等席から眺めることができる。もちろん春にはピンク色のじゅうたんが一面に広がるだろうし、冬に雪が積もれば白銀の世界。いつも肌で感じている四季が、いつもと違う景色としてオフィスに何かを与えてくれそう、そんな期待の湧く空間である。
できればあまり間仕切りすることなく、全スタッフがそのパノラマビューを楽しめるような空間づくりをしたい。社長室もできるだけオープンに。そう考えれば、コミュニケーションが増えるオフィスになるかもしれない。空間は柱もなく長方形なので、レイアウトの自由度も高そうだ。
場所は、地下鉄外苑前駅を出てすぐ。青山沿いは大手企業も多く本社を構えるエリアということもあり、背筋をピンと伸ばして働く緊張感が心地良いところ。少し足を延ばせば表参道へも行けるその場所は、移動にも通勤にも利便性の良い場所と言える。
働く為の環境は整っている。あとはこの“特等席”で何をするか、柔軟な発想が試される物件だ。
EDITOR’S EYE
新宿の高層ビルからの景色ともまた違う、地上約60メートルからの絶景。カルチャーやファッションの発信基地である青山の真ん中から望む景色は、ビルがぎゅっと詰まっただけの単調なものではなく、季節ごとの変化が感じられる、ここだけのもの。
空間自体に多くを求めずとも、何かが掴めそうな感覚を是非現地で体験してほしい。