EDIT
ラグジュアリーブランドの並ぶ華やかな表参道の空気を残しながら、観光客で賑わうの人混みをそぎ落とした裏通りに、この白くて小さな戸建物件がある。表参道から入ってもキャットストリートから入っても街並みがすっと変わる瞬間があって、ここはちょうどそのスイッチが変わる場所。
表参道、原宿と隣り合わせの場所だけに、ファッションやカルチャーなどアンテナを広げれば無限に「遊べる」のも、ポイントのひとつ。
ほどよい木造の雰囲気とシンプルな白い外観。見ていると潮風の匂いが鼻をつき、アメリカ西海岸の海岸沿いでひっそりと営業しているショップが浮かんだ。サーファーたちの集まるボードショップ兼カフェといったイメージ。人を呼び込むオープンな雰囲気を持ち合わせている建物だ。
木造独特の細い柱と梁が無機質なオフィスとは全く違う空間に仕上げてくれている。もちろん、木の床やメゾネット上階の三角屋根もその空間演出に一役買っていて、ロフトの隠れ家オフィスのような雰囲気である。それは外観から受けたイメージとほとんど変わらない。仲間と集うような感覚で働く空間を楽しむことができたら、シゴトに対する思いもちょっと変わってくるような気がする。
EDITOR’S EYE
元々店舗募集しているだけあって「働く」というような堅苦しい雰囲気はまるでないのが良い。
働くことと遊ぶことを区別せずに、過ごす一日を思い切り楽しみたくなる物件だ。