上目黒オフィス|眺望良好 スケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
住宅・オフィス・商業店舗と、異なるカラーの人と個性が混じり合う中目黒。駅からは徒歩10分ほどだが、2019年には「スターバックス リザーブ® ロースタリー」が国内初オープン予定と、今後さらに人が集まる街になることは確実だろう。そんな駅前から、高架下をチラリと横目に通り沿いを池尻方面に数分。店舗区画はコンビニ・カラオケ・ジムとやや賑やかな印象のマンションが今回の物件。生活のイメージのあるメインエントランスを抜け、住宅用の玄関扉を開けると、明るいスケルトン空間が待っていた。
>>SPACE
以前まで住居として使われていたこの空間。今回は所有者変更を機に、全てを剥がしたスケルトン状態。設備も無く、壁・天井含む全部がむき出しの状態だが、素地の状態はそれほど悪くなく、逆に何も隠さない状態は清々しい印象すら感じるだろう。
空間は南側の角部屋。通り1本裏側に広がる低層の住宅街は空間への光を遮らず、三面採光の室内は気持ち良さを感じる明るい空間だ。小さいながらもバルコニーがあり、街並みを見下ろす様な眺望は中々に爽快。設備・内装工事の負担の重さはもちろんあるが、ジメジメとした暗い空間で後ろ向きに考えるのではなく、こんな気持ちの良い空間の中で検討して頂ければ、きっと前向きな光が見えてくるはずだろう。
>>HOW TO USE
手間と時間はもちろんかかるが、理想の姿を思い浮かべ、丁寧に内装を作り込んでほしい。現状でも感じる空間の爽やかさもあり、全体を白く塗装し光の反射をうまく活用すれば、より明るく開放感を感じる様になるだろう。元住居という特性を活かし、団欒をテーマに大きめのカウンターを中央に設置して、その周りを取り囲む様にデスクをレイアウトしてみる。凹凸部分に水周りを配置し、打ち合わせスペースは梁のラインに合わせて緩く区切れば、この気持ち良さのまま、我が家の様な一体感のあるオフィスが出来上がるはずだ。
働く空間をただ作るのでは無く、集い団欒を図る居場所を作ると考えると、オフィスビルや店舗想定のスケルトンにはないこの空間の居心地の良さが、改めてその魅力と輝きを増してくるのではないだろうか。
EDITOR’S EYE
駅から徒歩数分とアクセスの良さの割には、入居までの工事の重さも考慮した賃料条件。ハードルは低くはないが、多少の交渉の余地はあるそうなので、希望も込めてまずは思い切ってぶつけてみてほしい。