六本木オフィス|最上階 陽当たり良好空間
EDIT
六本木通り沿い麻布警察署のすぐ脇、日比谷線六本木駅出口から徒歩1分。賑やかな商業地域に位置する利便性の良いこちらの建物。低層階には飲食店も入居しているため、エントランス付近が少々騒がしく感じられるかもしれないが、エレベーターで最上階に上がると、下界の喧騒とは切り離されたプライベート感に溢れる空間が待っていた。
元々はオーナーが住居として使用していたビル最上階の区画。玄関扉を開けまず目に飛び込んでくるのは、フロア中央部にあるガラスで囲まれたライトコート。(中庭)このライトコートと南北に設けられた窓から射し込む光は、室内にいながらも太陽の動きを感じさせてくれる。レイアウトはこの中庭を中央に配置し、つながりを残しつつ区切られたメインのスペースと打ち合わせ利用等も考えられる個室が一つ。南側には東京タワーや六本木ヒルズが望める植栽付きのバルコニー。どこにいても気持ちの良い光が差し込み、開放的で一体感のある空間となる。
室内の床・天井は至ってスタンダードな仕様のため、少々アレンジして頂きたいが、天井含めガラスで囲まれたライトコートは、雨風の心配のない温室の様なスペース。給排水も完備されているので安心してジャングル化を押し進め、室内の木の質感とうまく調和させた緑溢れる空間としてみるのも面白いかもしれない。季節に合わせた樹種を選んで日中は陽の光、夜はスポットライトでライトアップしてみれば、さながらグリーンのディスプレイが出来上がり来客の目を楽しませ、もてなしてくれる場所となるだろう。六本木らしい立地にある、六本木らしからぬこの空間で、緑を眺めながら健やかに仕事と向き合って頂きたい。
EDITOR’S EYE
玄関からキッチンが見えない様な動線や、この面積帯では珍しい男女別トイレ等の嬉しい配慮も。オーナー退去後少しの間そのままにされていた空間との事だが、眠らせておくにはもったいない空間だけに、寝起きのチャンスを逃さないで欲しい。