>>LOCATION
場所は桜田通りの飯倉交差点の近く。個人商店や飲食店が軒を連ねる商店街の一端であり、芝公園を背景に大使館や高級マンションが立ち並ぶハイソなエリア。昼間は凛々しく、夜は不思議な色気をもつ東京タワーの麓のロードサイドに、築50年のビルをリノベーションした空間が潜んでいた。

>>SPACE
2015年に、建物全体を大規模リノベーションしたこちらの建物。1階にはカフェレストランとロビー、屋上には東京タワーを見上げるルーフトップがあり、リノベーションされたデザインオフィスというだけではなく、遊び心も兼ね備えた建物だ。今回の募集区画は5F、オフィスの内装は、ほぼスケルトン仕様のため改装も自由自在。壁と天井の塗装仕上げ、エアコンやライティングレールなど最低限の設備が既に設置されており、自分たちでコストをかけずにざっくりと仕上がったままの空間を使うこともできる。最大3,000mmの天高を活かして空間は無骨なまま、一部だけアレンジを加えることはもちろん、家具や照明のセレクトに予算の大部分を充てて、思いっきり造り込むことをおすすめしたい。

>>HOW TO USE
文字だけの説明だとやや味気なく感じるかもしれないが、この建物の持つポテンシャルに遊び心がくすぐられないだろうか。東京の象徴である東京タワーを見上げた特等席、高い天井を活かしたライティングやプロジェクターで遊ぶ、人工芝を敷いてゴロゴロしながらランチミーティングも楽しそうだ。テナント側で改装を加える前提で、あえて余白を残したような仕上がりであるので、ゲストを楽しませるような遊びを取り入れることもできる。場所に馴染みがない企業でも、この機会をチャンスと捉えて、思い切ったチャレンジをしていただきたい。

掲載写真は以前の募集時のリノベーション完成前のものとなりやや荒っぽく感じるかもしれないが、現在では綺麗に整えられた空間となるので、ご安心頂きたい。
5〜10階には小分けのスモールオフィスや、共用のミーティングルームも。共有部には男女別トイレもあり準備は万端だ。多くの出会いとチャンスがありそうな予感のする建物は、東京タワーの麓に隠れていた。