池尻オフィス|眺望・日当たり良好の居抜き空間
EDIT
>>LOCATION
最寄りは池尻大橋。渋谷から1駅の距離感にありながらも、住居としての印象が強いエリアと言えるだろう。駅を出ると真っ先に246と首都高が現れ、雑然とした賑わいを感じるものの、周辺には目黒天空庭園や氷川神社、目黒川もあって意外にも緑は多く、和やかな空気感のあるエリアともいえる。今回ご紹介する物件は、駅から歩いて5分ほどの246沿い、1Fに交番の入る自然とセキュリティ万全と言えそうな建物にあった。
>>SPACE
今回募集となるのは最上階の11F。前入居者が残した居抜き空間に、11Fの高さというのに目の前に首都高が走るという、不思議なロケーション。元々2つの住居だった空間を1つにしているため、4方向にまんべんなく窓が設けられ、周辺には日を遮る建物がないから、日がよく入る。更には、前入居者はもっと明るい空間を追い求めたのか、床、壁は白で統一されていて、差し込む光が反射してより明るい空間として出来上がっていた。
印象の良さだけではなく、機能的な部分もこの物件は持ち合わせている。メインスペースとガラス間仕切りでゆるやかに仕切られた個室と、きっちり個室となっているミーティングルームも備わっているのだ。印象や気持ちがよく、機能的。使い分けのイメージも容易だ。
そして、窓先には首都高を走る車をいい感じに見下ろすことができ、目線を少しそらせば中目黒方面まで望める抜け感のある眺望もついてくる気持ち良さがここにはあった。
>>HOW TO USE
正直、空間の状態と室内からの眺望だけでも渋谷の下手な物件より都会感を感じることができる。しかも坪単価は10,000円程度とこのエリアならではのコスパの良さ。そんなあれもこれもと兼ね揃え、さらに首都高を走る車を上から見下ろしていることもあってか、不思議とちょっとした達成感を感じてしまう。
しかし、決してこの物件で得られる満足度から持ち前のハングリー精神を損なわないように注意してほしい。この物件はもちろん魅力的ではあるが、より高みを目指すための1つの通過点。そんな風に考えられたら、少し躱した池尻にオフィスを構えるというのもしっくり来る。「住めば都」という言葉に負けず、満足してしまわず、いつも目指すべき高みを意識しつつこの物件を堪能していただきたい。
EDITOR’S EYE
手を加えるとするなら、メインスペースの天井も白く塗ってしまうと、今以上に爽やかで明るい空間になる。また、個室部分の壁紙、天井は少々フェイク感が強いので、こちらも真っ白に塗装してしまうのがいいかもしれない。ちょっとした修正だけど、大きくこの空間の印象を変えてくれることだろう。