代官山オフィス|天井高6.2m最上階オフィス
EDIT
>>LOCATION
代官山駅の東口を出て中目黒駅方面と進む。道中には人気のフレグランスショップ「LE LABO」を筆頭に代官山エリアらしい小洒落たショップやカフェが立ち並び上品さを感じるエリアだ。今回ご紹介するのは、そんなエリアから一歩出た先。代官山、恵比寿、中目黒のそれぞれの個性や空気が交わる鎗ヶ崎交差点の目の前に堂々とこの建物は建っている。
>>SPACE
今回の募集は最上階の6Fで正直かなりクセが強い。室内は30坪弱の広さを確保しているものの、その形は何故こうなった、、と思う変形間取り。そのため誰でもウェルカムといった感じではないが、所々で光るこの空間の魅力がたまらなかった。
天井高は最大6.2mあって、数字上のインパクトはもちろんだが、実際に体験すると、この空間の重要なポイントということがわかるはず。撮影時は生憎の曇り空だったため、直接的な光は入ってこなかったが、晴れている日は部屋の奥まで日差しが入るという。加えて窓先にはまっすぐと旧山手通りが伸びていて、この場所ならではの抜け感すら感じる気持ちの良さ。さらに水廻りは共用部に出ているから、室内はまるっと使うことができるし、来客用とスタッフ用で2つのエレベーターも付いていて使い分けも可能と、クセはあるものの機能性も備えた気の利く空間だった。
>>HOW TO USE
人気の代官山、恵比寿、中目黒には徒歩でアクセス可能で、そんな好立地でありながら、坪単価は17,500円と抑えてあり、条件としてのポテンシャルは高め。だが、室内は正直、今まで見てきた物件の中でもかなり上級者向けといった印象だった。ロケーションの良さや天井高、条件面でぱっと見は好印象ではあるものの、軽い気持ちで触れると火傷してしまうかもしれない。間取りが歪なのはもちろん、水回りの位置も来客用入り口からは空間を横断する必要があるし、内装はどう手を加えればいいかも正直悩ましい。
この難解とも思える空間は、正解に辿り着ける人と、辿り着けない人がいるだろう。そんな中、空間からの篩い掛けも乗り越えて、正解に辿り着けた暁には、間違いなく空間を満喫でき、みんなを羨ましがらせられるような働き方ができる気がした。
EDITOR’S EYE
フィットネスやレンタルスタジオなど、サービス店舗としても用途の相談は可能。オフィスとしての難易度は高いが、サービス店舗として考えると難易度はやや下がりそうだ。