南青山オフィス・店舗 | 築浅デザインビル1F・2F、未入居空間
EDIT
>>LOCATION
元エイベックスビルの裏手に広がる、南青山3丁目の一画。ハイブランドが立ち並ぶ“いわゆる”青山のイメージとは少し異なり、人通りもまばらで穏やかな住宅地が広がる。まったりした雰囲気がこのエリアらしさでもあり、たまに現れる小洒落たお店を眺めながら、ゆったり散策するのも気持ちいい。そんな静かな環境の、さらに路地をクネクネと入っていく奥まった場所に、小さな公園を眺めるようにこの建物は立っていた。
>>SPACE
2021年2月に完成した築浅な建物。いくつかの箱がズレながら積み重なったような特徴的なデザインで、その色合いや穏やかな環境も相まってか、妙に大人びた雰囲気を纏っていた。
募集は1Fと2Fの区画。どちらも店舗やショールーム向けに想定されたフルスケルトンの室内で、60坪弱ある面積と、天井高3.8Mが織りなすスケール感ある空間が広がる。日中は大きなガラス面から陽もよく射し込んできて、空間全体をぼんやりと照らす。また、そのガラス越しに路地沿いの穏やかな雰囲気や、向かいの公園で遊ぶ子供達を望むことができ、都心とは思えないのどかなシーンに、どこかホッコリした気持ちにさせてくれた。スケルトンとは言え、きれい目な姿をしているのでこのまま仕上げとしても使えそうだし、間取りもシンプルで癖がない。むしろ雑音のないまっさらなその姿が故に、純粋にこの空間が持つ素材の味をダイレクトに感じさせてくれた。
>>HOW TO USE
路面沿いの1F・2Fと聞くと色々使い方は夢広がるが、実際には奥まった路地裏。そのため使い方は絞られる面もあるが、その奥まった立地もこの物件の個性とも言える。どのような使い方にせよ、ここに辿り付かせるほどの強い求心力を備える必要がありそうだが、逆に辿りついたその建物は、顔もいいし、空気感ものどかだし、あとは空間も魅力的となれば、もう言うことない。どちらか単体フロア利用でもいいが、1-2Fのセット利用も面白いと思う。1FをSHOPとしてガッチリ世界観を作り込みつつも、2Fはオフィスやショールームとして、最低限の設備を備える程度でこのままカジュアルな空間で。そうやって使い方や内装の造作なども、上下にメリハリを付けても良いだろう。
この区画は新築当時からまだ未入居のため、これまで過去のテナントの色がついていないのもポイントが高い。言わば、今はほぼnontitleな状態なので、これからどんな色にも染めやすいとも言えるだろう。そんな空間に、今後どんなタイトルをつけ、このスペースからどんな物語が生まれていくかすごく楽しみだ。
EDITOR’S EYE
現在入居キャンペーンを行っており、フリーレント3ヶ月などのうれしい特典付き。坪単価は4万ほどなので、正直安いとは言えない物件ではあるが、ブランド力のある青山エリアで路面区画、エリアや建物の雰囲気、ニュートラルで手を入れやすそうな空間などを総合的に考えると、アリな物件ではないだろうか。