幡ヶ谷オフィス|天井高空間
EDIT
>>LOCATION
幡ヶ谷と笹塚のちょうど真ん中あたり。渋谷区でありながらも住宅街を中心とするこのエリアは、緑道が街の中を通っていたりと長閑な雰囲気と身近な自然を感じることができる。幡ヶ谷側と笹塚側の緑道を繋なぐように走る道沿いに、なかなかのこだわりを持ったこの物件を見つけた。
>>SPACE
建物前後にあるどデカイ一面の窓は開閉可能。ゴゴゴゴと大きな音を立てて、重量感あふれる窓が開くと、ビジュアル優先からか、しっかりとした手摺はなく、開口部は心許ないワイヤーのみが支えとなっている。危なっかしさはあるものの、視線を遮らないからこその開放感が得られ、風が室内を通り抜けていく気持ち良さは格別だった。
空間自体は、3mの天井高が確保され、白い壁と黒い天井のコントラストがシュッとした印象。床面のタイルカーペットの部分からくるスタンダード感はもったいないので、変更は必須と考えていただきたい。
そして、この物件の面白いところは設備にもあった。床暖房ならぬ壁暖房完備。窓の外には開閉自在、角度調整可能な電動ルーバーと、独創的な設備が整っていてかなり快適だ。
窓を開ければ通り抜ける風と光を十二分に感じられ、快適さを助長させるスペック。なかなかお目にかかれない気持ち良い空間だった。
>>HOW TO USE
この物件の懸念点を考えれば、あまり拠点を置くということに馴染みがない幡ヶ谷とエリアということだろう。しかし、このエリアだからこそ、魅力ある物件にも関わらず、渋谷や青山に比べて圧倒的にリーズナブルな賃料設定という恩恵を受けているとも言える。それならば、長閑な環境の中でのんびり働くことができて、空間の雰囲気も良いこの物件を検討してみる価値はあるのではないか。このエリアだから落ち着いた環境で良い、賃料も安くて広さがあって良い。この物件だから風が抜けて気持ちが良い、空間の使い勝手も良い。それぞれの良さの理由は明確だから納得できて良い、そんな空間ではないだろうか。
EDITOR’S EYE
制作などクリエイティブな仕事で、基本的にはオフィス仕事が多い企業にはフィットする予感。このエリアならではの過ごしやすさに気がつけば、近くに引っ越してくるスタッフも出て来るかも?