北青山オフィス | 好立地最上階スケルトン空間
EDIT
>>LOCATION
外苑前駅の地上3番出口を出ると、すぐ目の前に現れるこの建物。ちょうど青山通りとスタジアム通りが枝分かれするコーナー部分にあり、青山通りからはほぼ直線上の場所に位置する。また、四六時中、多くの車が行き交う2つの通りが合流する場でもあり、青山一丁目方面へ向ってビジネス色が濃くなり始める場所でもあるなど、なんとも絶妙なポジションにこの建物は立っていた。
>>SPACE
その建物の最上階、5F。ちょうどブリジストンの看板の真下に位置し、嫌でも人々の視線を集めてしまうほどの特別なポジション。実はエレベーター無しという割と大きなネックもあって、だいぶ体力勝負な面はある。しかし、そんな日々の上下運動を一瞬でチャラにしてくれるほど、そこには思わず声が溢れるような絶景が広がっていた。大きな窓先に、青山通りを真っ直ぐ望むダイナミックな眺望。まるで青山通りの真上に立っているようで、そこから望むものを全て手に入れたかのような支配者のみに許されたような眺めだ。実はこの区画、以前は”OFFICE”というオフィス機能を備えたカフェとして使われていた空間。当時利用していた方は、もしかすると知っている方も多いのではないだろうか。現在はその営業も終了し、エアコンのみが残されたスケルトン空間となっていた。交通量の多い道路沿いではあるものの、この高さになるとそれほど音も気にならず、逆に夜ともなれば、行き交う車のヘッドライトがロマンチックなシーンを作りだしそうだ。
>>HOW TO USE
ロケーションはほぼ完璧。後はどのようにしてこのポテンシャルを活かしきれるかによるだろう。色々と妄想は膨らむものの、もし自分であれば、空間自体はあまり作り込みすぎず、セミスケルトンのワンルーム空間ざっくりとインテリアや植物などを置いて、ちょっとしたラウンジのようにカジュアルな空間に仕上げるだろうか。昼間はワークスペース、夜は仕事終わりに友人や付き合いのある人を呼んで、夜景をつまみにお酒を飲みながら、たわいもない会話を楽しむ。室内の照明は落とし、雰囲気の良い音楽をかけて、、そんなまるでBARのようなシーンが容易に想像できる空間だ。エレベーターも無ければ、スケルトンなので最初は手もかかる。しかし、この空間を獲得する事で得られるステータス感はそんな苦労と引き換えきれるものではないはずだろう。
EDITOR’S EYE
建物はもう50年以上この地に立っているので、なかなか年老いてもいる。何度も言うが、エレベーター無しの5F、現況スケルトン。それもあってか、この立地で、このポジション取りのわりに、賃料は約1.25万(税別)となかなかリーズナブルではある。このコスパ力なら、5階まで上る事も日々の運動と思考を切り替え、内装工事の費用などもある程度掛けてもいいのかもしれない。なんにせよ、この物件は面白い。